2015年02月

2015年02月21日

ニュージェネのバランス

予想なんて簡単にあたはねぇよ!
なにはともあれ7話までのニュージェネ三人の立ち位置を振り返りつつ、ニュージェネとはどのような存在かを考えてみる。

←前向きを意味する
→後ろ向きを意味する

01 本田 島村→渋谷
アイドルに前向きな島村さんより一歩引いてるしぶりん。ちゃんみおはここではまだ二人と出会わず。

02 本田←島村→渋谷
ニュージェネ基本形。ちゃんみおが一歩出て他を引っ張り、しぶりんが一歩引いてついていく。島村さんはニュートラル。天秤が安定している=三人の自然な状態。

03 本田→島村←渋谷
ライブで緊張するちゃんみお、それを一歩踏み出しフォローするしぶりん。ちゃんみおが崩れるとしぶりんがバランスをとる。島村さんはぶれない。

04 本田←島村→渋谷
05 本田←島村→渋谷
基本形。このへんニュージェネはストーリーに大きく関わらず。

06 本田←←島村→渋谷
デビューに向け前のめりなちゃんみお、そのためかバランスを崩しダンスがうまくいかない島村さん。しぶりんのフォローが間に合わず、ちゃんみお自爆。

07 本田→→島村←←渋谷
二歩後退したちゃんみおをフォローするため二歩踏み出しプロデューサーを動かすしぶりん。バランスを崩し風邪をひくもあくまでも最後にはセンターとして安定する島村さん。

本田未央はエンジンであり、牽引役である。お調子者でふらふらと不安定な部分もあるのが玉に瑕だが、三人が前に進むために必要不可欠な存在である。

渋谷凛はバランサーであり、舵取り役である。普段は少し引き気味だが、それ故に全体を見ることができ本田未央が暴走したりエンストした時に立て直すことができる存在である。

島村卯月はセンターであり、支柱役である。少しどじで周りの雰囲気にのまれてふらつくこともあるが、どんなことがあっても折れずに他を支える存在である。

7話を見て改めて島村さんの凄さを再確認しました。
島村さんの声優であるはっしーこと大橋彩香さんがいつでも笑顔でみんなを元気にする普通じゃない女の子、と島村さんを語っていましたがまさにその通りで、他のメンバーが落ち込んでいても島村さんはちゃんみおが辞めるなんて思ってないしどこまでも前向きです。
なによりすごいのがそれが自然体でごく当たり前にできていることです。
島村さんは何も特別なことをしてないのに、7話であんなに輝いて見えたのはそんな島村さんの天性の明るさからでしょう。

なにはともあれ、この三人はこれからもふらつきながらも絶妙なバランスで安定していきそうです。

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2015年02月18日

勘違いの方程式〜デレアニ6話

アニメシンデレラガールズ6話を見る前、多くの人が思っていたはずです、

ニュージェネ三人の成功は約束されている

と。
島村さんが転んだりといったちょっとしたハプニングはあるかもしれないが、きっと華々しいデビューを飾るだろう、と。

結果的にそれは勘違いであり、誰もが本田未央の過剰な期待を見誤ってしまいました、プロデューサーも視聴者も随所にみせていたちゃんみおのサインを見逃していたのです。

ではなぜ、そんな勘違いをしてしまったのか。
答えは簡単です、誰もが不安で迎えた3話を見事に成功し、夢のような時間を体験したからです。
最大の山場は乗り越えた、もうニュージェネ三人に怖いものなどない。
なんのことはない、浮かれていたのはちゃんみおではなく視聴者の方だったのです。
多くの人がちゃんみおは現実が、アイドルの厳しさがわかっていないと思ったはずです。そしてその多くは同時にニュージェネ三人の失敗を挫折を考えなかったはずです。
失敗するはずのないデビューイベント、約束されていたはずの成功。
それがただの幻想だったことに気がつかされた時、焦燥感と苛立ちに変わり、失敗した理由をちゃんみおやプロデューサーに押し付けたり、やりきれなく感じたりしたはずです。

ここで視点をラブライカに移しましょう。ニュージェネ三人と違い、人前での初舞台。
私達にはプロデューサーが用意してくれた曲と衣装しかない。
不安を隠しきれない新田さんは何度か弱気を吐露しながら、それでもプロジェクトの年長者として、まだデビューの決まってない他のメンバーのため、一人で荷物を背負い込みプレッシャーに押しつぶれかけます。
舞台に上がる直前、アーニャが新田さん手をさしのべ、強く手を握り合います。一人で抱え込んでいた荷物を分担し、不安と恐怖を振り払い、新田さんとアーニャはユニットとして完成し、大きな山を乗り越えることに成功し…二人は本当のシンデレラになったのです。
そして一足先に舞台に上がり、シンデレラとなったニュージェネ三人は階段をかけおり退場することになります。

I wonder where I rind the light shaine...

7話タイトルを意訳すれば私を照らす光はどこ?
素直に考えれば私=ちゃんみおです。光はプロジェクトの仲間かプロデューサーか、あるいは応援するファンか。
しかし6話のようにミスリードを誘っていたり、複数の意味合いが隠されているかもしれません。
私=プロデューサーで過去に何やら失敗をやらかしたプロデューサーが、過去の失敗を乗り越えるエピソードという可能性もあります。

ここから先は個人的妄想。
アイドルやめる! とちゃんみおが言ったときのプロデューサーの動揺から過去にアイドルをやめさせた、あるいはそれに近い状態になった経験釜あり、そのことでプロデューサーは挫折を経験しているはずです。ニュージェネ三人がいきなり大舞台に立つことを懸念していたのでデビューを焦りすぎて失敗したかもしれません。
ではここで問題が一つ。

プロデューサーのトラウマになってるアイドル、誰?

シンデレラガールズには200人近いアイドルがいます。ここで過去にプロデューサーと何やらやらかしたアイドルがゲームに登場しない誰か、なんてことはないはずです。
しかし既存の登場アイドルのイメージを損なうわけにもいきません。マイナスイメージでファンを逆なでするわけにはいきません。
そんなこんなで過去にプロデューサーと因縁のあるアイドルとなると自分が思いつくのは一人。

北条加蓮

最初はやる気がなく、素っ気ない態度をとるものの、実は子供の頃から病弱でそのことから何事にも消極的な加蓮。
武内Pが加蓮とのコミュニケーションに失敗する可能性は極めて高いと予想します。
従って7話は加蓮との回想シーン→病気を克服した加蓮が現れる→武内P復活→ちゃんみおとまっすぐ向き合い問題解決へ…みたいな流れを考えましたが、あくまで妄想なのでたぶん外れます。
とはいえあれだけドラマ性のある加蓮なので重要なところで出てくると思うのですけどねー。むしろ使わないでどうするって感じなのでそろそろ加蓮の出番だと思うのですがはてさて。

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2015年02月15日

ついにこの時がきたのか アイマス10thライブ

アイマス10thライブが発表とか。
場所は西武ドーム2days。
アイドルマスター、そしてドーム。一言もそんな発表はありませんが、これはもう一つの確信として765プロ組の初期アイドルマスター声優のお別れライブとしての舞台が用意された、と覚悟するべきなのでしょう。
そうアーケード版アイドルマスターで真のエンディングとなるドームお別れライブの再現。それが現実になるのでしょう。
シンデレラガールズとミリオンライブという後継者もできました。
10年、一つの作品としては異例ともいえる長期の間人気を保ち続け、今後もまだまだ続くコンテンツへと成長しました。
その作品を作った功労者である初期アイドルマスター声優の花道として会場もタイミングもこれ以上ありません。
逆に言えばここをのがせば引き際をなくします。もちろん続けられるなら長くこれからも続けふ選択肢もあります。初期からアイドルマスターを応援している自分としては限界までやってもらいたいという気持ちもあります。
しかしそれと同時にもう十分頑張った、という気持ちが強くあります。
実際にどうなるかはわかりません。ただ初期からのプロデューサーは覚悟だけはしておくべきなのでしょう。

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2015年02月08日

そして少女はシンデレラに〜前川みくの場合

みくにゃんこと前川みくは3話と5話でその立ち位置を逆転させます。

3話 シンデレラをいじめるいじわるなお姉さん
シンデレラ→ライブへ向かうニュージェネ三人
ニュージェネ三人に戦いを挑むコミカルな話になってますが、シンデレラをいじめるお姉さんのメタファーとなっています。

5話 舞踏会を夢見るシンデレラ
シンデレラ→前川みく
いじめるお姉さん→CDデビュー組、プロデューサー
一転、立場は完全に逆転します。
CDデビューできない→舞踏会に出れない、アイドルになれない…シンデレラになれないみく。
5話にくるまでずっとみくはガラスの靴を探していました。しかしニュージェネ三人が、アーニャと新田さんが先にガラスの靴を見つけてしまいます。
ここでみくはガラスの靴を与えられることをまつのをやめます。
ニュージェネから奪おうとし、アーニャ新田さんの仲間としてカボチャの馬車に乗ろうとし、アイドルの想像図を描くことで自らに魔法をかけようとし…結果的に失敗します。
舞踏会に出るのを阻んでいたみくが、いつの間にか阻んでいた相手にいじめられる立場になってしまったわけです。

最終的に自らの役割→シンデレラに魔法をかける魔法使い、を思い出したプロデューサーにより、舞踏会への約束を確約されます。
まだ仮の魔法ではあるが、みくはようやくシンデレラとしての自分自身のガラスの靴を見つけることができたわけです。

まあ何が言いたいかって、そりゃこれだけの手の込んだシンデレラストーリーが用意されたらみくにゃんの人気あがるわな、て話。なんせ自らガラスの靴を勝ち取ったわけですから。

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2015年02月07日

渋谷凛が見る世界〜デレアニ5話にて

多種多様なキャラクター。様々な立場、思惑。
それらが複雑に交錯するアニメシンデレラガールズ。
誰にカメラの焦点を集めるかで作品の見え方はまったく違います。
おそらく他の色々な人がデレアニ5話のみくやプロデューサーに焦点をあてた話について語ると思うので、ここではあえて渋谷凛視点で物語を語りたいと思います。

冒頭CDデビューが決まりうれしくないわけではないが、島村さんやちゃんみおほど素直に喜べないしぶりん。
そこにはアイドルを自ら強く願ってプロジェクトに入ったわけではなく、オーディションで選ばれた他のメンバーとはアイドルへの憧れや強い想いに乏しい。大きな舞台に立ちアイドルが素晴らしいものだとは肌で感じることはできたが、やはりまだ一歩引いてるところが見え隠れします。
だからアイドルへの強烈な想いをむき出しにするみくに後ろめたさと、できればどうにかしてあげたいと思っているそぶりを見せます。
一方でしぶりんはプロデューサーの内面を見せてもらっています。
一歩踏み込んでみませんか、という魔法にも等しい一言を直接かけられ、プロデューサーの不器用さと真摯さ、この人なら何者でもない自分を何かにしてくれるであろう信頼。
しかし他のメンバーはオーディションで選ばれ、プロデューサーがどのような人物かはわからずにいる、信頼関係の構築ができていない。
しぶりんはプロデューサーがみくや他のメンバーが抱いてる不満を把握してはいるだろうが、悪い癖…いつも言葉が一言足りない、を心配しているそぶりを見せます。
この時点でまだしぶりんはアイドルとプロデューサーとの橋渡しには結局なれませんでした。
それは最後にはプロデューサーがどうにかしてくれるだろうという信頼と、自分がしゃしゃりでて良い問題かどうかわからないという両方の部分からなのでしょう。

結果としてみくをはじめデビューがまだ決まってないメンバーの不満はプロデューサーの真摯な対応で解決します。

みく「早く言ってよ→凛「ほんとだよ

このほんとだよ、はプロデューサーのことを理解するしぶりんだからこその一言です。
そして同時にこれは視聴者の一言でもあります。おそらく多くの人がしぶりんのこの言葉にまったくだよ、と共感したと思います。

アイドルの不満の理由を知る存在、同時にプロデューサーの不器用さと最後にはきめてくれることを知っている存在。
渋谷凛は基本的に視聴者の代弁者であり、視聴者を物語世界へ導くアイコンでもあります。
そんなしぶりんがいることで、アニメへの没入感、ドライブ感が高まり、アニメシンデレラガールズを楽しめるわけです。いや本当に巧妙なシナリオと演出で毎回楽しませてくれるアニメです。

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2015年02月03日

ピーアール動画の意味

4話でニュージェネ三人に撮影させたピーアール動画、あれが実際に使われることはたぶんないでしょう。
本気で撮影するならあれだけ大きな事務所なんだからプロのスタッフを使うはずです。
仮に素顔のままを撮影させるために仲間に撮影させた、とも考えられますが、メンバーを集めてCDデビューを発表するときに活用……させて頂きます、と明らかに間があり本当のことを言えない後ろめたさがありました。

アニメ的にはキャラクター掘り下げのエピソードでちゃんと意味があるのですが、作品としてはプロデューサーが今後の指針を決めるための大事なエピソードだったはずです。

流れとしてはシンデレラプロジェクトを売り出すための第一弾として何人かをユニットとしてCDデビューさせる、ニュージェネ三人はほぼ決定、残り数名でもう1ユニットを先行デビュー、といったところでしょう。
ピーアール動画はそれぞれのアイドルとしての目標や意気込み、メンバー同士の仲の良さを調べるための参考に使うために撮影させたのではないかと推測できます。

その中で新田さんとアーニャが選ばれた理由は言及されてませんが、最初にカメラを向けられたときの落ち着いている感じが評価されたのかと、メンバーの中でも年長にあたりますし。
それらもろもろが部長に呼び出されてユニット選考状況を聞かれて、部長を納得させるには十分な理由ではないかと。

プロデューサーはこまで徹底的に影に徹してアイドルを見守っています。凛をスカウトした時の例外をのぞき、直接的アドバイスなどは一切なしです。間接的には何度もバックアップしてますが、おそらくその方針は今後も貫かれると思います。
このピーアール動画もその一環で決してでしゃばらずに動いている有能なプロデューサーを描いているということだと思います。
あくまで主役はアイドルなので黒子に徹するプロデューサー。しかし決して無能ではないことを見てる側に印象つけることに成功しています。まあこのプロデューサーなら安心してアイドルを任せそうです。

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アニデレ5話を予想する

パターン1:みくにゃんメイン
本命中の本命。
しかしみくにゃんは2話でかなりいじられてるし、いじられて光るタイプ。逆にもう少しじらされるのではないかと予想する。とことんじらした方が共感も高いし、まだもう少しむくわれないいじられポジションを維持しそうだし、それぐらいスタッフはわかってるはずなのでCDデビューは最後にまわされる可能性が高いかと。
当然焦りはピックアップされるが5話メインは他な気がする。

パターン2:だりーなメイン
今のところ一番いじられておらず、ちゃんみおからもあだ名を呼ばれてないだりーなメインの可能性が割と高い気がしてる。
ロックなアイドルを自称しながらとりたててロックに詳しいわけでもなく(お勧めは? ときかれても即答できない)、ギターやキーボードも弾けない(少なくともゲームではそうなのでアニメでもそうなるはず)ことから、ロックな私かっこいいという言動と中身が伴わない痛々しさ全開なだりーな。
そんなにわかでちょい痛いところが魅力なのでそろそろそのへんのスポットがあたるのではと予想する。
そこから本物のロッカーなつきちこと木村夏樹との邂逅をへてからの自ら目指す道を見つけるまでやってくれないといけない以上、そろそろだりーなに動いてもらわなくては困るのですよ。

パターン3:杏メイン
ある意味大穴狙いだがここらで杏を働かせるというのはどうか。
CDが売れれば働かなくてもいいと考え/そそのかされ規格外のモンスター杏が少し本気を出すエピソードという可能性。
どこかで杏を動かす/働かせる必要がある以上きっかけとしては自分もCDデビューしたいというのはありえると思うが、はてさてどうだろう。予告でも相変わらず寝てるカットが入ってるし。
やる気は全くないが異常なまでに高いスペックの杏をどう扱うかはなかなかに難題な気がする。

パターン4:蘭子メイン
かな子に手紙を預けていたり、新田さんが熊本弁通訳できたり、ちゃんみおかららんらんとあだ名をつけられたり思った以上にとけこんでる蘭子。
本人も焦った感じはないし可能性は極めて低そうだ。
そもそもお見込んだり焦る蘭子など想像できないのでここでのメインの可能性はないか。

パターン5:1〜3を全部やってしまう
最終結論。
CDデビュー組がレッスンに励む傍ら、それに焦り自分もCDデビューしたいと考えるみく、りーな、杏がプロデューサーに突っかかて催促していく。
最終的にみくはりかとみりあの保護者的ポジションでユニット結成、だりーなは蘭子とタイプの違う中二病コンビ結成、杏はきらりが保護者となりコンビ結成、そして残ったかな子とちえりでCDデビュー…そこまで一気にやるか、いくつかにわけてやるかはわからないけど、そういう流れと予想してみる。

emperorsystem at 15:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)