2015年02月07日

渋谷凛が見る世界〜デレアニ5話にて

多種多様なキャラクター。様々な立場、思惑。
それらが複雑に交錯するアニメシンデレラガールズ。
誰にカメラの焦点を集めるかで作品の見え方はまったく違います。
おそらく他の色々な人がデレアニ5話のみくやプロデューサーに焦点をあてた話について語ると思うので、ここではあえて渋谷凛視点で物語を語りたいと思います。

冒頭CDデビューが決まりうれしくないわけではないが、島村さんやちゃんみおほど素直に喜べないしぶりん。
そこにはアイドルを自ら強く願ってプロジェクトに入ったわけではなく、オーディションで選ばれた他のメンバーとはアイドルへの憧れや強い想いに乏しい。大きな舞台に立ちアイドルが素晴らしいものだとは肌で感じることはできたが、やはりまだ一歩引いてるところが見え隠れします。
だからアイドルへの強烈な想いをむき出しにするみくに後ろめたさと、できればどうにかしてあげたいと思っているそぶりを見せます。
一方でしぶりんはプロデューサーの内面を見せてもらっています。
一歩踏み込んでみませんか、という魔法にも等しい一言を直接かけられ、プロデューサーの不器用さと真摯さ、この人なら何者でもない自分を何かにしてくれるであろう信頼。
しかし他のメンバーはオーディションで選ばれ、プロデューサーがどのような人物かはわからずにいる、信頼関係の構築ができていない。
しぶりんはプロデューサーがみくや他のメンバーが抱いてる不満を把握してはいるだろうが、悪い癖…いつも言葉が一言足りない、を心配しているそぶりを見せます。
この時点でまだしぶりんはアイドルとプロデューサーとの橋渡しには結局なれませんでした。
それは最後にはプロデューサーがどうにかしてくれるだろうという信頼と、自分がしゃしゃりでて良い問題かどうかわからないという両方の部分からなのでしょう。

結果としてみくをはじめデビューがまだ決まってないメンバーの不満はプロデューサーの真摯な対応で解決します。

みく「早く言ってよ→凛「ほんとだよ

このほんとだよ、はプロデューサーのことを理解するしぶりんだからこその一言です。
そして同時にこれは視聴者の一言でもあります。おそらく多くの人がしぶりんのこの言葉にまったくだよ、と共感したと思います。

アイドルの不満の理由を知る存在、同時にプロデューサーの不器用さと最後にはきめてくれることを知っている存在。
渋谷凛は基本的に視聴者の代弁者であり、視聴者を物語世界へ導くアイコンでもあります。
そんなしぶりんがいることで、アニメへの没入感、ドライブ感が高まり、アニメシンデレラガールズを楽しめるわけです。いや本当に巧妙なシナリオと演出で毎回楽しませてくれるアニメです。

emperorsystem at 19:54│Comments(0)TrackBack(0)

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