2007年10月29日
Go to the NEXT STAGE THE IDOLM@STER GREAT PARTY東京〜企業編
以下グレートパーティ東京初日公演のネタバレ満載記事です。
大阪組・東京最終組で「内容を知りたくない」という方はスルーで。
……というかそういう方はそもそもネット巡回そのものを控えることをオススメします、いやまじで。
■『アイマスL4U!』も発表に!
『アイマス』グレートパーティTOKYOの模様をレポート(電撃オンライン)
■最新作でも「オレの嫁」! トーク満載『アイマス』イベント(ジーパラ)
■「アイマス」と「エース」が同発なのは陰謀!?――「THE IDOLM@STER GREAT PARTY」(IT MEDIA)
■熱狂『アイドルマスター』ファンイベント! 新作『ライブフォーユー!』の情報も(ファミ通)
内容についてはそれぞれのサイトに飛んで読んでください。
で、ここからは個人的な感想。
ただしこれらのレポートを読んでの感想ではありません。
長くなるので久々に分割
大阪組・東京最終組で「内容を知りたくない」という方はスルーで。
……というかそういう方はそもそもネット巡回そのものを控えることをオススメします、いやまじで。
■『アイマスL4U!』も発表に!
『アイマス』グレートパーティTOKYOの模様をレポート(電撃オンライン)
■最新作でも「オレの嫁」! トーク満載『アイマス』イベント(ジーパラ)
■「アイマス」と「エース」が同発なのは陰謀!?――「THE IDOLM@STER GREAT PARTY」(IT MEDIA)
■熱狂『アイドルマスター』ファンイベント! 新作『ライブフォーユー!』の情報も(ファミ通)
内容についてはそれぞれのサイトに飛んで読んでください。
で、ここからは個人的な感想。
ただしこれらのレポートを読んでの感想ではありません。
長くなるので久々に分割
なぜ、ライブ次の日に、こんなに一斉に、ゲーム系企業サイトで、レポートがあがったのか?
まず、この手のイベントやライブのレポートそのものはそれほど珍しくはありません。
しかし通常こういう企業系のサイトで紹介される場合早くても三日〜一週間はかかります、なぜか?
え、中の人(レポート書く人)の時間がないから?
違います、もちろんそういう理由の場合もあるかもしれませんが、個人の日記サイトでもできることが仮にもブロの文章書き(お金をもらって文章を書いている)人間です、本気になれば終了一時間で書ける……んじゃないでしょうか。
文章を書くのは根性さえあればいくらでも早く書けます。しかしどうしても時間がかかるものがあります。
それは【写真】です。
声優さんはそれこそ写真集出す人もいるぐらいで肖像権というものがあります。
写真そのものが商品になるわけです。
これらは所属する事務所がだいたいにおいて保護しています。
つまりこういうイベントやライブのレポートは事前に取材許可を取っていたとしても、当日撮った写真もなんでもかんでも使えるかというとそんなことはありません。
きちんと「この写真使ってもいいですか?」と事務所許可がおりないと公開するわけにはいきません。勝手に公開したらそれは犯罪ですから。
もちろん例外もあるにはあるでしょうが、少なくとも今までのTHE IDOLM@STERイベント・ライブでは早くても二日程度はかかっていた気がします。
今回電撃が一番最初に公開されて取材記者が当日声優さん本人に許可を取ったりしたのか? と思ったのですがどうもそうではないようです、それは公開されているサイトの全ての写真が同じものだからです。
つまり主催者側から「この写真使ってください」と提供されたわけです。
このことからいろいろなことが考えられます。
まず、ナムコはかなり以前からLive for you!(L4U!)の発表に向けて準備をしていました。
Xbox360版の売り上げ自体は予想よりは売れたかな? 程度(現在およそ4.6万本)でしたがその後のダウンロードコンテンツでの売り上げの高さや動画サイトを中心にわき出した人気の大きさから、続編へのゴーサインがナムコ上層部から出されたはずです。
そこから全アイドル+小鳥さんのMASTER ARTISTシリーズ発表、GPの開催決定、プラチナコレクション発売、ついでにビューティフル塊魂への楽曲提供。
そしてL4U!発表前日のラジオdeアイマSHOW第三期最終回、最後の「次のステージへ」という前振り。
金曜日のファミ通での告知(まぁフライング販売があるので実際には水曜日に情報だだ漏れでしたが)。
そしてグレートパーティ東京初日。
さらに今回の各社一斉に記事を同日に発表という気合いの入れようです。
これら全てが仕込まれた壮大な宣伝であり、開発発売元のナムコ、アーケード版初期からiM@Sに力を入れてラジオ番組ラジオdeアイマSHOWもやってきたアニメイト、同じくラジオ番組を放送してきたラジオ大阪、Xbox360版iM@Sの情報公開を最優先にリークされているファミ通、さらにその他大勢のゲーム系ニュースサイトの足並みをそろえた動き……ここから類推できることは一つ。
それはつまり、THE IDOLM@STERというコンテンツがナムコにとって、そしてそれらを取り巻く企業にとって、無視することの出来ない位置までのし上がったと言うことです。
かつては【吹けば飛ぶような】存在だったTHE IDOLM@STER。
それがいつの間にかナムコにとってはそれこそ同社の看板シリーズであるテイルズシリーズやエースコンバットシリーズのような看板になるかもしれないと判断されたのでしょう(もちろん本当の意味での看板にはまだなってはいないと思いますが)。
簡単に言えば「THE IDOLM@STERは金になる」と大人達が考え始めた……ということです。
それはつまり商品を確実に購入するであろうファンが定着したという裏返しでもあるわけです。
それはMASTER ARTISTシリーズの売り上げ枚数にも顕著にあらわれ、一枚の売り上げが1万〜8000枚ほどの数字からも伺えます(この手のキャラソンで一万枚近く売れるということはかなり少ないレアケースです。初期のMASTER PIECEシリーズの頃とは比べられないほどの売り上げであることは確実です)。
ファン=金を出す側がいないことにはどのようなコンテンツも存在を維持することはできません。企業媒体というものは慈善事業では成立しないのですから。
かつて自分はアーケード版稼働してはじめてのCDアルバムMASTER PIECE01発売直後にアーケード版をプレイしてTHE IDOLM@STERの魅力にとりつかれました。
その頃のTHE IDOLM@STERは世間にはろくに知られておらず、仮に知られていても「アーケードで遊べるギャルゲー」程度の認識でしかありませんでした。
自分は少しでもTHE IDOLM@STERを多くの人に知ってもらうために自分なりにいろいろとやってきました。
あの頃のことを思うと今のような状態になることなんてとてもじゃないですが考えられませんでした、もちろんこんな風になって欲しいとは思いましたが、正直きついなと思っていました。
それが様々な巡り合わせの果てに今こうしてTHE IDOLM@STERは多くの人に知られる存在となり、まったくTHE IDOLM@STERを遊んだことがなくても、多くの人が名前ぐらいは知っている、そんなコンテンツに成長したわけです。
正直な話をするならば、自分はL4U!発表の時にさほど感動を覚えませんでした。
それは事前の状況から「まぁそろそろなにか動きがあるだろう」ということが予測できていたということもあるでしょうが、Xbox360版発表の時の全身がうちふるえるような感動はまったくありませんでした。
もう自分がかつてのように必死に情報発信する必要もなく、こうして多くの人が目にする企業系サイトや、多くの個人ニュースサイトなどでも扱われるようになり、自分がやらないで誰がやるんだ!! なんて何の役にたっているのかすらわからないほとんど無駄な努力とも思える必死さで話題を作ってきたあの頃とはもう違うのです。
THE IDOLM@STER風に表現するならEFランクのアイドルは、ファンの支持に支えられランクC程度の人気を獲得したわけです。
しかし自分の気持ちは複雑です。
ある意味こうなることを望み、ある種の達成感を感じつつ、どこか寂しいと思う気持ちもあるのです。
これはインディーズのバンドがメジャーデビューして一躍脚光を浴びた時の、インディーズ時代からのファンの気持ちみたいなもの……だと言えば少しは分かってもらえるでしょうか。
もっともっと多くの人に知って欲しい、でも本当に人気が出て多くの人に知られる存在になったとき、なんだかもう自分の手から離れてしまったようなそんな気持ち。
事実、今回のL4U!の発表で昔からのファンからは「アーケード版のTHE IDOLM@STERの面影をまったく感じない」と否定的な意見を多く聞きます。
アーケード版続編の話もまったく聞きません、アーケード版の「負けたら終わり」という独特の刹那的な部分はXbox360版にも、このL4U!にもまったく感じません。
多くの人に受け入れられることには成功しましたが、アーケード版のTHE IDOLM@STERが持っている魅力はもはや影も形もありません。
人気は出た、新作も出た、しかしこれは本当にTHE IDOLM@STERといっていいしろものなのか?
キャラクターだけ借りてもってきた魂の抜けた代物に成り下がってしまったのではないか?
自分はL4U!を、大きく変わろうとしているTHE IDOLM@STERという存在を本当に受け入れ続けることができるのか?
そんなことをおぼろげに考えていました。
しかし、その考えはあるきっかけで変わりました。
THE IDOLM@STER MASTER ARTIST FINALEの最後に高木社長からプロデューサーへの言葉……社長訓辞というものが収録されています。
内容はCDの中身のことなので書きませんが「これからもアイドル達をよろしく頼む」というものでした。
これを初めて聴いたとき自分は不覚にも泣いてしまいました。
いろいろと思うことはあります、本当にこれでいいのかという気持ちもあります、でもそれよりももっと大切なことがあるのではないか、本当に大事なことがもっと他にあるのではないか?
少なくともPROJECT iM@Sと銘打たれたTHE IDOLM@STERというコンテンツは大きく、確実に一つ前に進みました。
今はまだ自分の気持ちがついていっていませんが、まだまだこれからもTHE IDOLM@STERについていきたいと思います。
とりあえずは……土曜日のグレートパーティ大阪ですな。
emperorsystem at 21:41│Comments(1)│TrackBack(0)│
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この記事へのコメント
1. Posted by まりんらいなー 2007年10月30日 05:41
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20071029/iml4u.htm
インプレスさんからも上がってたので追加しておきます。
インプレスさんからも上がってたので追加しておきます。